貧乏大学生2週間の旅

8月16日〜トルコへ2人旅をします。日々の記録にということで始めます。

メディナと今生の別れ。イズミール出発

8月20日、リアルタイムは8月25日。やっとWi-Fi環境が良くなったので更新します!!



朝9時起床。朝ごはんは要らないよと言って入ったこのホステルだが、メディナとその他スタッフ達と仲良くなって、オーナーに内緒で食べさせてやると言われてしまった。

なんだこれ最高か。



やはり3子と母。ザ・ブレックファーストと言ったようなワンプレートに揃えられた数々。


個人的にオリーブが大好きで、トルコではオリーブが有名なので生きやすくてしょうがない。



朝ごはんを食べ終え、食後はやはりアイツ。


ティーだ。


15時ごろイズミールのバスターミナルに移動するためのバスを取っていたためチェックアウトしたにも関わらずゆっくりさせてくれた。



そしてお別れ。スタッフ全員と熱い握手をし、別れを告げる。一期一会だなってこの旅何回も思い知らされました。


ホテルが見つからず路頭に迷っていた僕らを快く迎え入れてくれたメディナ達のことは忘れることはないでしょう!




別れを惜しみながらホステルを後にする。

チェシメのバスターミナルで昼食。



サンドイッチのようなものはこの地域で有名なトラディショナルフードらしい。



ん〜。これはサンドイッチです。


下のやつはパイ生地のようなものにチーズと葉っぱが挟まってる。

僕の味覚ではなんの葉っぱなのか全く見当もつかなかった。でも美味しいということだけは分かるので良かったと思う。



チェシメ〜イズミールへ移動。40、50キロ程度ある距離をバスはビュンビュン走る。下り坂でもお構いなし。


そんなこんなでイズミール、バスターミナルへ到着。


到着したのが17:00ごろ。


次のコンヤという場所に行くためのバスは22:00。よって5時間ほど暇だ。


とりあえずWi-Fiが使える場所を探し、ティーでも飲むかと思って入ると、ティーは売り切れだと言うではないか。


この国においてティーが無いというのは死活問題であることはこの旅をしていくうちに明確に分かってきたことだった。


僕たち以外の客もティーが無いと聞き他へ去っていくのを何回も見た。


しかしこのバスターミナルでWi-Fiが使える店はここだけだと言う。


仕方なく何を頼むかと、安いものはないかと見てみる。


そうだ。デザートが有名なのを思い出した。



1番安いのを選ぶ。これはパンのようなものをシロップ漬けにしたやつ。




これがあっっっまい甘い。


血糖値が上がるのが分かるかのような甘さ。


しかし元々このデザート一つで5時間粘ろうという非人道的な考えをしていた僕たちにとってこの甘さは逆に良い。



なんてことはない。甘すぎる。



日本人の甘党はこれを見ていいなーとか思うかもしれないが正直その考えは甘い。まるでこのデザートのように。


つってな。





3時間ほど経った頃だろうか。さすがにこれ一つで乗り切るには厳しくなってきたため、チョルバというスープを頼むことにした。





トルコではスープを頼むと必ずパンがついてくる。しかもパンは食べ放題。


2人で1つのスープを囲い。大量のパンを食べ続ける。

なんていやらしい客だ。ついにボックスに入っていたパンは尽きてしまった。



トルコ人は親日で、しかも日本人が珍しいのさろうか一緒に写真を撮ってくれなどすぐに話しかけられる。



この店でもそれは同じで仕事そっちのけで僕らとずっとお喋りしていた。


その男は日本に行ってみたいらしく、


トルコ人の僕はここでテーブルを拭くような仕事しかできないでいるがいつか日本に行ってお金を稼ぎたいという旨の事を言っていた。


ずっとお喋りしていたら時間に。何時間話していただろう。


いつか日本で会おう!と言ってお別れした。



バスに乗り込み、また今日も色んな人との関わりを得た日だったと思い返しながら眠る。

イズミール到着!ビーチへGO

8月19日、早朝にイズミール到着。


イズミールは古代ローマの遺跡が残っていることで有名な都市。


でも僕たちが行きたいのはビーチ!!エーゲ海に浮かぶ真珠なんて比喩されるイズミールの、エーゲ海の方に行く僕たち。


当然下調べ無しなのでパッと調べてÇeşmeという地方がビーチがたくさんあって有名らしいので、チェシメ!チェシメ!!ってバス近くの人に聞くと、ちょうど今出るバスがあと2人!という状況に。


運が良すぎる僕たち。こういう時思うんだよなあ〜。この世界の主役って俺なんじゃないかって。


そんなことはさておき、チェシメに到着。



明らかに前に見えてくるのは海。チラッと見えてる海。

見えそうで見えないのが1番興奮するとか言うけどまさに今がその状況。



どーーーーん!!!



どーーーーーーーーん!!!!!


いや!!綺麗すぎ!!!そして雲ひとつない青空!ここは楽園かと思えた。


興奮冷めやらぬまま、ちょっと冷静になって思う。





まだ宿を取っていない。





これまでの間、野宿か空港で過ごした僕たちが何故ここで宿に泊まりたいかと言えば、それはただ単純に、


疲れました。


これ以上はキツイです〜〜ってなっちゃった。


だからとりあえず朝からホテルというホテルに突撃して、空いているかどうかと、値段交渉を試みる。



どこもかしこも大体が400リラ(8000円)と言われる。


僕たちの予算は150リラ。


じゃあ安いホテルを知らないかと聞いても安いかどうか分からないけどホテルは教えてくれるので行ってみる。


やっぱり400リラ。たまに500リラ。


満身創痍の僕たち。そこで思い出す。

最初のホテルがじゃあ300とか言ってたような...


もう一度そこに突撃してなんとか200リラまで下がらないかと交渉。朝食いらないから!お願いお願い!


ボスと連絡を取ってくれた。



交渉の末、200リラで泊まることに!!!


やったーーーーーーー!


受付の女性の名前はメディナというらしい。

メディナを溺愛しだす男2人。

メディナ〜メディナ〜しか言えんけど。メディナ英語分かんないらしいから。



メディナはとりあえずティーを飲むかと聞いてくる。飲み干すとまた飲むかと聞いてくる。一回のティーブレイクで3杯は飲んだ。




これはティーを作るためのヤカン。二段になっていて上に茶葉が入っていて、少しのお湯で淹れる。下はただのお湯。


上の段のティーをちょこっと入れて、下の段のお湯で薄めたら出来上がり。


メディナの淹れたティーはなんだかとても優しい味な気がした。気がしただけ。





荷物を置いて、昼食はケバブを食べ、店を周っていっちゃん安いビールを買ってビーチへ。


こんな写真も撮っちゃいますよ。そりゃあ。





朝とはうって変わって大勢の人で賑わっていた。


ひとしきり遊んだら相方のトラは寝ちゃった。



寝てる姿もエーゲ海の手によればこんな良い写真に。





宿に帰ると、なにやらホテルのスタッフが食べている。



これ。マンティらしい。


肉を生地で包んでいればなんでもマンティなのか?


ヨーグルトをかけて、胡椒と、荒削りの唐辛子と、オリーブオイルというシンプル極まりない味付け。


何これって言って近くづくと、食べるか?と言ってくれた。まあ食べたくて近づいたんだけど。




一口貰うつもりがこの皿全部食べていいよと言われたので2人で全部食べちゃった。優しすぎんだろ!

食べ終えた後はみんなでご馳走様でしたのイスラム式のお祈りをした。


これは昼食らしく、ここで思う。夕飯も一緒に食べたい。やっぱりみんなで食べると楽しいし会話ができる。


22時に夕食を食べるという。キッチンがあることが分かったので僕たちも食材を持ち寄って作ろうということになった。



買い出しの予算は削りに削って10リラ(220円)。パンとサラミとチーズを買って行った。



22時ごろディナー。


買ったものを見せるとトマトとシシトウと卵を割ってフライパンで煮込むという料理に大変身。何度か店で見たことあるやつだ。名前分からんけど。



写真撮るの忘れちゃった。

みんなで食べるのは楽しいね。


メディナはトルクメニスタン人で、まさかホテルのスタッフ。お調子者のスキンヘッドの男と結婚していて子供も3人いるそう。

男たちの恋は早くも終わりを告げられた。

人妻か〜とか言ってるトラ。うん。俄然いい女に見えてきた。


夕食を食べ終え、この旅初のベッドへイン!!うわあ〜。吸い込まれるようだ。





寝つきもよく気づいたら寝ちゃってた。

港町からバスターミナルへ歩いた日

3日目、バスの予約はしてあるけど夜行バスのため22時まで暇だ。


ということでイスタンブールのオトガル(otogarはバスターミナルっていう意味たぶん)まで歩いて行けそうな場所に行こうということに。


yenıkapıという場所でバスを降りる。



降りたすぐ近くにムール貝を開いて処理する家族。母ちゃんの手際が良すぎる。素人目でも子とのレベルの差を明らかに感じる。




やらせてもたったけどめっちゃ難しいわ。意外と固い殻を開いて中の黒いのを取って終わり。僕が一つやるうちに母ちゃんは3、4個こなしてる。母ちゃん、ムール貝食べたくなっちゃったよ。



腹が減ったので昼飯を食べよう!歩いていると良い雰囲気のお店があった。即決して入ることに。




これで合計23リラ(500円)。ピラフとマンティという肉で包んだパンのような物がめっちゃうま。語彙力無いけどめっちゃうま。

ティーはポットになみなみ持ってきてくれたのでたくさん飲める。これうまいんだよなー


店の前には決まって外に椅子があり、休憩用だったりそこで飯を食べたり。外が気持ちいい。食後のティーを飲みながら浸った。





食べ終え港が近いので行ってみると...

至る所でひまわりの種を食べてる人達...

異様な光景。みんなハムスターもしくはリスのようにカリカリ食べてる...海岸には大量のひまわりの殻が落ちてるし...


気になったので話しかけてみるとお前もやってみろと言われチャレンジ。

これがまた難しい。歯で殻を割りそのまま中身だけを食べるんだけど中身は小さいわすぐに崩れるわで全然食べれんやないかい。


数をこなすうちに慣れてきた。慣れてきたら楽しくなってきた。




ハマっちゃった。




こういうことか。こうやってこんなに人が増えたのか。もう一気にいっぱい貰って、食べ終わるとすぐさまくれる。ずーーーっとカリカリ食べてる。

でもやっぱり異様な光景。


この人達も旅行で来てるらしいイラク人。かれこれ2時間は一緒にいたかな。


歩いてOtogarに行く。約5キロの道のり。街並みを見ながら歩いていたら全然飽きない。


途中でモスクがあったので入ってみる。足を洗って入ってみるとなかなかの人がいる。みんな座っているのでとりあえず座る。


そう。知らずに入ったが17時のお祈りの時間だった。

日本人2人と30、40人はいるであろうトルコ人による祈祷。やり方なんか当然知っているはずもなく、見よう見まねでやってみた。終始荘厳な雰囲気で約15分のお祈りが終わった。



外に出るとトルコ人のおじいちゃんが、日本人なのに偉いねって褒めてくれた。

まあトルコ語だけどね?真意は分からずともたぶんそんな様な事言ってたと思う。


なんだあの外人みたいな風に思う人もいただろうがちょっと安心した。


トルコに来てから宗教を感じることが増えたけどこの体験は貴重だった。



そこから歩いて再びotogarを目指す。どんどん郊外へ行っているのが分かる。



外人が珍しいのか道行く人にすごく話かけられる。ジャポーニャ!って笑顔で話しかけられる。何を話すでもなくとりあえず話しかけてくれる。好きだなーこういうの。と思いながら夕飯の時間!!!



ケバブとチキンとピラフ。ここで判明したことが、どうやらトルコではおかずを頼むとこの薄い生地のパンと野菜が出てくる。


唐揚げを頼んだら唐揚げ定食出てきた的な。いいよねこれ。

即ちビーフやチキンを頼むとパンと野菜が来る。

ケバブはそれらをもう一緒にして自分でちびちび一緒に食べる手間を省いたものってことだ!!

しかし美味しかった。店の人もみんな明るくて。



そして住宅街を抜けると突然現れるotogar。でっかいんだけど要塞みたいになってる。昔なにかで使われてたものがそのまま今も使ってる。という見た目をしている(見た目)。


otogarのすぐそばまで日本人だ!みたいな反応されたからきっと歩いてくる人はいないんだろうな。歩いて入る道無かったし。車道で入場。


時間があったのでここでもやっぱりチャイを飲む。僕もルーティン化し始めている...チャイ怖いティー怖い。とりあえずティーでっていう感じ。


とりあえずになってる物ってやっぱり定評が高いよね。


バスに乗り込み寝つきは悪いけどとりあえず就寝。